「向日葵の丘」病院のシーンNG抜き、終了

病院の場面。みどり(田中美里)の告白。
ここも号泣シーンのひとつ。まともに見たら午前中から打ちのめされてしまうので、真剣に見ないようにしてラインに並べる。そして、主人公・多香子は30年振りに我が家へ。その懐かしい道のりを歩く素材をHDから探す。
上の写真が、そのときの移動中のもの。美しい山々と緑の茶畑。その中を多香子(常磐貴子)が歩く....このあとは、劇中のベスト3に入る超号泣シーン。その映像を見てしまうと、やはり仕事ができなくなりそうで、ここで休憩。
通常、NG抜きというのは、
撮影した映像を確認。良いものを選ぶ作業。それが面白くなるか?ハラハラするか? 感動するか? は編集で決まる。だから、冷静に黙々と作業するのだが、今回はこの段階で何度も泣きそうになる。観客のように見てしまい、「どうなるの?』とか思ってしまう。こんなことは初めて。
この1週間、人に会わず、1日中編集機に向かっている。全く人と話していない。携帯も止めている。重要な連絡はメールで!と頼んでいる。スタッフ&友人は心得ていて編集中に余計な連絡はして来ない。こうして編集の霊(?)が降りてくれば、いよいよ詰め編集なのだが、同じ姿勢でパソコンに向かっているので背中に激痛が走る。痛みに耐えられなくなったら、横になり。収まればまた作業再開。
とにかく、最後まで行きたい。
残るは「多香子の実家」「病院の屋上」「映画館前」「映画館中」「8ミリ映画」「映画館表」「映画館通路」「映画館中」これでNG抜き終了だ。あとは、いよいよ詰め編集だ。

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2014年06月24日 Posted byクロエ at 20:12 │Comments(0) │編集作業
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